卒業制作展 広報物
卒業制作の中から選抜された作品のプレゼンテーションと、それに対して専任教員たちが講評をする様子を外部に公開することを宣伝するためのポスターである。
コロナ禍に学生時代を迎えた私たちの年代にとっては、教授は半分、デジタルの存在だった。カメラによって撮影され、ミーティングアプリの画面越しにその存在を確認しながら授業を受けていたという意味で、教授には解像度があったのだ。そのことをアイデアの種にして、専任教授たちの顔を全面に配置したポスターのヴィジュアルを製作した。教授たちの写真をアスキーアートに変換して配置するという手法は、結果的に鑑賞者のポスターからの距離によって、印象を大きく変える視覚効果を生んだ。至近距離で見ると一見ただ意味のない文字列の塊に見えるものが、ポスターから遠ざかって鑑賞することによって、意味の分かる図像になる。
コロナ禍に学生時代を迎えた私たちの年代にとっては、教授は半分、デジタルの存在だった。カメラによって撮影され、ミーティングアプリの画面越しにその存在を確認しながら授業を受けていたという意味で、教授には解像度があったのだ。そのことをアイデアの種にして、専任教授たちの顔を全面に配置したポスターのヴィジュアルを製作した。教授たちの写真をアスキーアートに変換して配置するという手法は、結果的に鑑賞者のポスターからの距離によって、印象を大きく変える視覚効果を生んだ。至近距離で見ると一見ただ意味のない文字列の塊に見えるものが、ポスターから遠ざかって鑑賞することによって、意味の分かる図像になる。
併せて、当学科の学生たちが製作した卒業制作の作品を一覧で見ることができる、特設ウェブサイトのデザインとコーディングも担当した。デザインはポスターと呼応するようなトーンにまとめ、またテキストと写真がメインの要素となるので、HTML文書に文章をベタ打ちしていく飾り気のない構造にした。
このサイトは、ポスターと同様に展示当日に作品を観にくる人々に案内をするために作られたものだが、同級生の皆が社会人になってから、ふとしたときに学生時代や卒業制作のことを思い出し、サイトに再訪できるようにと考え、最終的には展示が終わったあとも機能するようにアーカイブの役割をするサイトに作り替えたのだが、所属研究室のサーバー移転が原因なのか、現在はアクセスすることができなくなってしまった。
このサイトは、ポスターと同様に展示当日に作品を観にくる人々に案内をするために作られたものだが、同級生の皆が社会人になってから、ふとしたときに学生時代や卒業制作のことを思い出し、サイトに再訪できるようにと考え、最終的には展示が終わったあとも機能するようにアーカイブの役割をするサイトに作り替えたのだが、所属研究室のサーバー移転が原因なのか、現在はアクセスすることができなくなってしまった。
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