無題
『無題』
映像、2019
家の押入れに眠っていたテープ式のビデオカメラで撮影された、ひとのいない人工的な空間をひたすら彷徨う映像。ここに示されているのは、この場所自体に目的はなく、純粋にある場所とある場所とをつなぐために機能する場所である。ひとはなにかの目的を果たすために移動をする。その目的と目的との間にある、通り過ぎるだけの景色。
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